2007年07月11日
何かを求めて
振り返っても そこには ただ 風が 吹いているだけ
MINAGAMI-Books様にて公開中のファンタジー小説、『勇者妻』よりユリア嬢です。
数ある美奈神さんの著作の中で、私が一番こころを動かされたのがこの『勇者妻』。メッセージ性の強い作品でして、ひとつの物語世界に留まらないテーマが描かれています。虚構を緻密に組み上げるより、むしろ虚構の中で人間の確かな一面を語っておられまして、改めて拝読した今でも考えるところの大きい作品です。そして氏の心情描写には、素直に感情移入してしまう私がいる。
『聖夜のサンタ』の一人称も凄い。葛藤がよく描かれています。……私の嗜好とレートが合致(笑)。
ここからは絵の話です。個人的なメモです。自省録です。
「ベジェ曲線で描かれた絵は死んでいる」。偉い人はいいました。確かにそうです。ペンタッチが表現できないので、のっぺりした絵になることは否めない。ということで、色トレスを施してみる。さらにいつもは1×1のペンでトレースするところを、3×3のエアブラシを使用してみる。要は誤魔化し。あと、「影」と「陰」は違うようで。理解は置いておいて、とりあえず知ったかぶりで乗算二層塗り。
描いていて、「炎術師が最強なんだよ!」ということを思い出した。
Posted by ねたろう at 00:13│Comments(0)
│絵